園の特色

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子ども主体の保育

私たちは、子どもの「したい!」「やりたい!」(主体性)を第一に考えています。そのため、クラス全員を集めて同じことをさせる保育は行っておりません。子どもたちは、自分でやりたい遊びを選びます。同じクラスであっても、園庭で思い切り身体を動かして遊ぶ子、室内のコーナーで絵を描いたり、創作活動に没頭する子、それぞれが自分のやりたい活動をします。中には自分で遊びが見つけられない子もいますが、季節や発達段階に応じて、子どもたちが興味を示し、遊びこめるような環境を整え、一人ひとりの主体性・自発性を引き出せるよう努めています。遊びの環境づくりによって、子どもたちが遊びを広めたり、深めたりすることを大切にしたい。自分で考えて行動できる人を育てたいと考えています。「自らの足で立ち、自ら人生を切り拓く力」を身に着けることがこれからの未来を生きる子どもたちには求められています。だからこそ、先生主体のカリキュラム通りに進める保育ではなく、子ども主体の保育を私たちは推奨、実践しています。

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遊びが中心の保育

風と緑では、ワークブックを使って文字を教えたり、みんなで一斉にひなまつりの絵を描いたりすることはありません。その日何をするか、どんな遊具でどう遊ぶかは、一人ひとりの自主性を尊重しています。郵便屋さん遊びをする中で、お友だちに手紙を書こうとしたとき、行事の看板を自分たちで制作しようとしたとき、子どもたちは自然に文字を学ぼうとします。先回りはせず、子どもの意欲を引き出し、必要な時にサポートするよう努めています。遊びを通してさまざまなことを学んでいく子どもたち。夢中になっている子どもの遊びを妨げないよう、声かけは最小限に。そばで見守るように心がけています。

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理想の園舎と保育環境

2014年3月に現在の園舎となりました。特徴的なドーナツ型の園舎は「母胎」をイメージしており、デザイン性が高く評価されキッズデザイン賞を受賞しました。園舎は園庭を取り囲むような設計で、園庭側には開放的なウッドデッキがあり、ブドウ棚もあります。天窓から柔らかな光が差し込む温かみのある保育室は、子どもたちが落ち着いて生活できる空間です。建物の中は随所に遊び心が施されています。しかし、私たちにとって環境は常に進化・深化・新化させていくべきものであり、これが完成形とは考えていません。子どもたちにとって、今よりもさらに良い環境を整えることが大切だと考えています。
ぜひ一度園見学にいらしてください。

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森とグランドと農園

・自然を生かした森…創造の森
・グランド…ゆめひろば
・農園…やさいさんたちのおうち
私たちの園に隣接した子どもたちのお気に入りの遊び場です。
森を探検して生き物を捕まえたり、木の実や落ち葉で創作活動を楽しんだり。広いグランドでは、思い切り駆け回り、虫を追いかけ、スクーターを楽しんでいます。農園では、サツマイモ、ピーマン、ナス、プチトマトなどたくさんの野菜を育て、収穫し、絵本カフェで販売することもあります。すべて子どもたちが遊びの中で行っています。名前を考えて、看板を作ったのも子どもたち。こうした子どもたちの主体的な活動の一つひとつを大切にしています。